お役立ちコラム
女性でも活躍できる!基礎工事の仕事について
若手の現場作業員が減少傾向にある中、住宅需要は年々増加傾向にあります。
近年では女性の現場作業員が増え、より繊細な技術力が高い評価を得ています。
特に基礎工事に関してはより丁寧さが求められる作業であるため、女性に一任する企業も増えています。
しかし建築業界・土木業界と聞くと力仕事と思われており、なかなか女性が踏み込めない業界と感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では女性でも活躍できる基礎工事について紹介します。
目次
基礎工事とは?どんな仕事?
基礎工事とは建物と地盤をつなぐ基礎を作る工事です。
地震大国である日本では、地盤の補強だけでなく、基礎の施工技術も求められます。
基礎工事が十分でないと、建物が地震に耐えられず、倒壊することにもつながりかねません。
そのため強度の高い基礎が住宅に求められています。
とはいえ、どのような工事を行うか分からない方も多いのではないでしょうか。
基礎工事は主に以下のステップで工事を行います。
1.地面の掘削工事・・・基礎を設置するため、重機を用いて地盤を数十センチ掘削します。
2.型枠の取り付け・・・コンクリートの流し込みための型枠を取り付けます。型枠は木製と鉄製の2種類あり、会社によって異なります。
3.鉄筋の設置・・・基礎の強度を上げるため、手作業で鉄筋を繋げます。
4.コンクリートの流し込み・・・重機を用いて型枠にコンクリートを流し込みます。
5.コンクリートの空気抜き・・・コンクリート内に空気が入っていると強度が低下するため、空気抜きを行います。
6.乾燥・・・数日程度乾燥するのを待ちます。(季節や天候によって日数が変わります)
7.型枠の取り外し・・・型枠を外せば基礎の完成です。
基礎工事は建物の大きさによるものの、1か月前後で完成します。
もちろん雨が多い時期や冬場の乾燥に時間がかかる時期などは日数が前後することもあります。
基礎工事は力仕事というより、繊細な作業が多いため、女性でも活躍することが可能です。
上記の中で力仕事になるのは、「型枠の取り付け」と「コンクリートの流し込み」です。
型枠が鉄製の場合、ある程度重さがあるため、運搬するには力が必要となります。またコンクリートの流し込みは什器からホースを用いて流し込みます。
そのホースを支える力が必要となります。それ以外の工事は基本的に重機を用いたり、手作業で行う工事が多いです。
とはいえ基礎工事は複数人で行うため、男女で役割分担を行えば女性でも作業できます。
現場の仕事は力仕事だけではない
基礎工事を見てお分かりになる通り、現場の作業は力仕事だけではありません。
特に鉄筋の取り付けは経験だけでなく、手際の良さや繊細さが重要であるため、女性の方が向いていると言っても過言ではないでしょう。
鉄筋の配列などが不十分となると、耐震性にも影響を及ぼすことにもつながりかねません。そのため「丁寧さ」「器用さ」が求められることから男性より女性の方が向いている向いているといっても過言ではないでしょう。
また基礎工事以外にも「土木施工管理技士」や「現場監督」などの仕事もあります。
もちろん即座に付けるポジションではありませんが、経験を積み能力が高まれば、就ける仕事になるでしょう。
現場の仕事はさまざまあります。
決して力仕事だけではないため、女性でも活躍できる業種です。
女性でも働きやすい環境が整備されてきている
現場作業員として女性を採用している企業では、女性用のトイレや更衣室が完備されています。
確かに現場作業の企業は男性が多い傾向にあります。
しかし受付などは女性の社員が多いのも特徴の一つです。
「女性=華」というのは建築業界ではよく考えられることであるため、女性が働きやすい労働環境に整備していることが多いです。
また近年は材料の軽量化が進んでいるため、女性でも運搬できるようになりました。
そのため現場で活躍している女性も多くいらっしゃいます。
また産休や育休などの福利厚生も充実している企業が多いため、働きやすい環境が整っているといえるでしょう。
とはいえ、上記の項目は面接時にしっかり確認しておくことが大切です。
大手であれば女性社員が多い傾向にあるため安心できますが、地元の企業や小規模の会社では環境が整備されていないこともあるためです。
基礎工事は女性でも活躍できる仕事
基礎工事は建物を守るための重要な工事です。
地震大国である日本にとって、基礎が重要なカギを握っているといっても過言ではないでしょう。
一見基礎工事と聞くと重労働なイメージがありますが、多くの作業は重機で行います。
しかし鉄筋などの取り付けは繊細で器用さが求められるため、女性の方が向いているとも考えられます。
もちろん他にも女性が活躍できる作業は多く、なおかつ働きやすい環境が整えられています。
「現場作業=男性」という概念は薄れつつあり、女性でも働ける業界と言えるでしょう。