お役立ちコラム
女性が現場で仕事をするときの髪型は?ショートヘアが便利?おすすめの理由について解説!
以前に比べ、建設現場で働く女性の数が増えています。
これまで男性中心だった建設現場も徐々に変わりつつあります。
その中で浮上してきたのが、働く女性の髪形に関する問題です。
他の職種と異なるのが、現場ではほぼ常にヘルメットを装着する必要があることです。
もう一つは、不適切な髪型で労災に遭うリスクがあることです。
こういった状況を踏まえると、髪は短い方が便利だといえます。
本記事では、短い髪型が便利な理由や現場で髪が長いことのリスクなどについて解説します。
目次
建設現場で働く女性の割合
建設業の業界団体である日本建設業協会(日建連)は、建設業界を代表する業界団体です。
日建連は建設業で働く女性に「けんせつ小町」の愛称をつけ、女性の建設業進出を後押ししています。
日建連によると、大手建設会社で働く女性の比率は全体の約15%、現場で働く技術職は約8%であるとしています。
特に技術職は、2001年から2020年までの間に4.4倍に増加しました。
一般的な業種の女性比率が43%であることを考えると、決して高い数値ではありませんが、以前よりも現場で女性の姿を見かける機会が増えています。
現場でおすすめなのはショートやボブ
建設現場で働くうえで、髪型は非常に重要なポイントです。
仕事の邪魔にならず、作業を効率的に進めることを考えると、現場ではショートやボブといったヘアスタイルにしておくのが無難です。
最も短いベリーショートにすることもできますが、髪が短すぎることへの抵抗感があるのでしたら、それよりも少し長いショートヘアやボブヘアで十分です。
長い髪よりも、短い髪の方が現場に適しています。
その理由を3つ紹介します。
ヘルメットを正しく装着できる
工事現場で働くときや工事現場に出入りするときは、必ずヘルメットを着用しなければなりません。
その理由は労働安全衛生規則などでヘルメット着用が義務付けられているからです。
ヘルメットは高いところから転落したときや、とがった物や角に頭をぶつけたとき、飛来物や落下物から頭を守ってくれます。
色々な障害物がある工事現場において、ヘルメットは命を守る大切な装備といえます。
となれば、現場で働くときのヘアスタイルはヘルメットを装着しやすい者が望ましいといえます。
髪の毛が長いと、ヘルメットの中に髪を入れなければならず、正しく装着できません。
一方、ショートヘアやボブヘアであればロングヘアよりも毛量が少なくなりますので、ヘルメットを正しく装着できます。
頭が蒸れにくい
工事現場は屋外にあるため、直射日光にさらされやすい環境です。
首都圏の7月・8月は30℃を超える日も珍しくなく、ヘルメットの中が蒸れやすくなります。
ショートヘアやボブヘアであれば髪の毛がロングヘアよりも短く、通気性を保てます。
髪の毛や頭皮を清潔に保つという観点からも、ヘアスタイルは毛量を減らせるショートヘアやボブヘアが望ましいといえるのです。
現場仕事でロングヘアを勧めない理由
特別な理由がない限り、髪型は個人の自由に決められます。
しかし、工事現場においてロングヘアはおすすめできません。
なぜなら、安全管理と清潔感の2つの点でデメリットがあるからです。
それぞれの内容についてみてみましょう。
髪が巻き込まれるリスクを減らす
1番の理由は髪が工事で使用する機械に巻き込まれたり、髪が何らかの工具や物品に絡まるリスクを回避するためです。
最も危険なのは、髪が回転する機械に巻き込まれる事故です。
工場勤務などで、髪の毛が回転する機械に巻き込まれ、そのまま機械に引きずり込まれて亡くなる事例や大けがをする事例があります。
また、移動中に髪の毛が何かに引っかかってしまい、バランスを崩す可能性も否定できません。
工事現場において「まさか」という事故事例は多数あります。
今まで大丈夫だからといって、今後も髪の毛が原因の事故が起こらないとも限りません。
工事現場には色々な工具や機械があることを考えると、それらに接触するリスクがあるロングヘアは避けたほうが無難ではないでしょうか。
まとめ
今回は建設現場で仕事をするときに女性におすすめの髪形について紹介しました。
工事現場で作業するときは、ヘルメットの着用が義務付けられています。
そのため、髪型もヘルメットを意識したものにならざるを得ません。
また、それ以外にも自分の髪が建設現場の機械や道具、資材と接触するリスクを減らす必要もあります。
以上の理由から、工事現場で仕事をする女性にはベリーショートやショート、ボブといった短めの髪型がおすすめだといえます。